【デェン・ナベ子の電鍋教室 #3】 好きな具材を煮込んでみよう!台湾式煮込み「滷味(ルーウェイ)」レシピ
台湾の国民的家電「大同電鍋」。
いま日本にもユーザーがどんどん増えています。
otonataiwan オトナタイワンでは『気軽に作れる本格的な台湾の味』を目指し、台湾で活躍する電鍋のプロ、デェン・ナベ子先生こと、石田香織さんに毎回電鍋を使った、ベーシックな台湾グルメを教えていただきます。
おつまみにもピッタリ「滷味(ルーウェイ)」
第3回目の今回は「滷味(ルーウェイ)」。
台湾の屋台などでよくみかける定番のB級グルメ。
屋台ではずらりと材料が並んでいて、好きな材料をザルに入れてお店の人に渡すと、漢方スパイス入りの煮汁で煮込んでくれるというもの。
どのお店もごはん時にはいつも賑わっていて、老若男女問わず台湾人が大好きなメニュー。野菜もたっぷり取れて、食べてみると漢方っぽさはないけれど、ちょっと身体によさそうなところもいいんですよね。
今回は自分で作る滷包(ルーバオ)シリーズ完結編。
第1回目の茶葉蛋(チャーイエダン)
第2回目の焢肉飯(コンロウファン)
使っているスパイスも微妙に違っているので、ぜひそれぞれの味をぜひお楽しみください。
滷包に使うスパイスはどれも日本で手に入ります。
そして、今回はなんとナベ子先生のYouTubeチャンネルとのコラボ。
動画にて作り方をお届けします!
ぜひナベ子先生の楽しいトークとともに、電鍋滷味づくりを楽しんでみてください。
おかずにも、おつまみにも、最後に麺も一緒に煮こめば主食にもなる一品です。
電鍋で作る「滷味」
材料(2~3人分)
- 鶏手羽肉・5本
- 厚揚げ・5個
- 湯葉・2枚
- 昆布・2本
- さつま揚げ・3個
- イカ団子・
- 百頁豆腐・2個
- かまぼこ・2個
- 豆干・3個
- インゲン・5本
- エリンギ・3個
- 葱・1本
- 生姜・20g
- ニンニク(大)・2個
- 生唐辛子(鷹の爪)・1本
- 黒豆醤油・50cc
- 氷砂糖・大さじ2
- オイスターソース・大さじ1
- 豆板醤・大さじ2
- 白胡椒・小さじ1/2
- ごま油・大さじ2
〈滷包〉
- 八角・2個
- シナモン・2欠
- クローブ・大さじ1
- 月桂樹の葉・2枚
- 花山椒・大さじ1
- 水・800cc+外鍋200cc
- 葱の青いところ・少々
- 辣椒醤(または豆板醤)・好きなだけ
用意するもの
- 市販のお茶パック
滷包の作り方
- 滷包の材料を全てお茶パックにいれる。
- 月桂樹の葉は1枚を6等分くらいに割る。
- 八角はお茶パックに入れてから布巾をかぶせ、瓶などで大まかに砕いておく。
滷味(ルーウェイ)の作り方
(下準備)
- 手羽先はハサミで切っておく
- 練り物などは一度湯通ししておく
- インゲンは筋を取って半分に切っておく
- エリンギは縦に食べやすい大きさに割いておく
- 生姜は皮付きのままスライス、ニンニクは薄皮をとっておく
- 内鍋にごま油、葱、生姜、ニンニク、手羽先を入れ、外蓋をしてスイッチオンします。
※水無しの空炊き - スイッチがあがったら蓋を開け、一度混ぜます。そこにインゲンとエリンギを抜かした材料を全部入れ、水800cc、調味料も全部入れ、外鍋に水を200cc入れ、スイッチオンして、1時間放置します。
※スイッチが上がったら保温になるようにセット - 1時間経ったら蓋を開け、インゲン、エリンギを加え、スイッチオンします。
10分後に出来上がり。 - 食べやすい大きさに切って、お皿に盛ってネギを散らして出来上がり
お好みで辣椒醤をつけて食べます。
デェン・ナベ子先生からのアドバイス
湯葉は油揚げ、豆干は木綿豆腐に変えてもOK。
日本で手に入る材料で工夫してみてくださいね。
野菜はブロッコリー、ヤングコーンもおすすめ。
1時間で充分味は染みていますが、あっさりなので粗熱が取れたら冷蔵庫に1晩入れて味をもっと染み込ませても美味しいですよ~。
台湾の黒豆醤油を使ったので、日本の醤油を使う場合は氷砂糖を多めに、辛いのが苦手な人は豆板醤無しで醤油を大さじ1足すと美味しく仕上がります♡
最後に
美味しい煮汁さえ用意出来れば、あとは好きな材料を煮込むだけ。
最初に空焚きで香味野菜の香りをだすなど、ちょっとしたテクニックがさすがです。
今回のレシピには花椒が入っているので、スパイシーな味わいもやみつきに。
これからの時期、ほかほかの滷味は身体もあたたまるしおすすめのメニュー。
動画内でナベ子先生が使っていた調味料なども要チェック!
どれもスーパーなどで買えるものなので、お料理好きな方は実用的な台湾土産としておすすめです。
講師紹介
石田香織(台湾在住17年目)
栄養士・調理師・低糖質スイーツ講師
台北にて長年飲食店を経営。現在は電鍋をはじめとした料理講師や台湾や日系企業の飲食コンサルタント、レシピ翻訳などを行う。台湾料理をはじめとしたアジア各国の料理を本場講師より学び、その経験を活かし、電鍋を使用した料理を研究。自作電鍋レシピはスイーツも含め500を超える。2017年より、”電鍋魔術師・デェン ナベ子”として、電鍋レッスンを台湾在住日本人や観光客を中心に開講。口コミが広がり、最近は台湾人向けのレッスンも定期的に行っている。
@kaori_denguo @den-nabeko
デェン・ナベ子先生に教えて欲しい電鍋レシピや電鍋に関する疑問・質問などありましたらぜひこちらからメッセージをお送りください。個別にお返事はできませんが、連載内容の参考にさせていただきます。