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【台湾グルメ紀行】#9 カフェ風になった「済南鮮湯包」でおひとりさま小籠包~台北大安區~

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ホテルグレイスリー台北(格拉斯麗台北飯店)に宿泊したときのこと。

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空港到着後、すぐにホテルに向かい、夕方頃にチェックイン。
その後は特に予定も入れずにいたので、とりあえずこの辺りで軽く夕食を済ませようと思いついたのが、徒歩で行ける距離にある「濟南鮮湯包(ジーナンシェンタンバオ)」だった。

「久々に小籠包が食べたい。
しかもしっかりと美味しいやつが」と脳内の自分が言っている。

濟南路(ジーナンルー)には色々グルメな名店が揃っているが、小籠包といえばやはり「濟南鮮湯包」だろう。

ガイドブックの常連で、台北の美味しい小籠包ランキングがあれば必ずランクインするような人気店。
ゆえに日本人観光客も多いのだが、ローカル客からの信頼も厚く、小さな店内はいつ訪れても賑わっている。

済南鮮湯包へのアクセス

グレイスリー台北からは徒歩約10分。
MRT忠孝新生駅の6番出口からなら約3分で到着する。

がらりと今どき風にリニューアル

コロナ禍以降に訪れるのははじめてで、改装したという噂は聞いていたけれど、お店の前に辿り着くと、なるほどこういう感じできたかと、まさに近頃の台湾で見かけるような今どきのポップなオシャレ系へと進化していた。

多少の待ちも覚悟していたけれど、平日の18時頃はまだ空席もあり、すぐさま入店。

店内はなんとも可愛らしいカフェ風になっていた。

テーブルは台湾の可愛い系のお店でよく見るテラゾー柄のもの。

これまでとのイメチェン具合にかなり戸惑いを感じたが、2人がけのテーブルが多く、1人でも利用しやすい雰囲気ではある。

メニューとオーダーはスマホから

メニューとオーダーはこちらのQRコードを読み込みスマホから。

ここは大皿料理系が多く、大体の料理が1人分ではないので、とりあえず注文はメインの小籠包と前菜的な小菜をひとつ注文。

いつもならこれに台湾ビールをつけるところだけれど、この日は疲れていたこともあり、酔いがまわってしまいそうな気がしたので遠慮しておくことにした。

もし人数がいれば、ここはシラス炒飯の「吻仔魚炒飯」が美味しいことでも有名なので炒飯や、桜エビと一緒にキャベツを蒸篭で蒸した「櫻花蝦蒸高麗菜」なんかもあっさりしていて美味しい。小籠包もノーマルのほかにはトリュフ入りやヘチマとエビ、カニ味噌なんかもある。そのほかにも炒め物やスープ、点心系なんかも種類豊富に揃っているので色々注文したいところ。

店員さんは年配の日本語がしゃべれる男性の方が色々気にかけてくれてとても優しい。

小菜とスープが透けてみえる小籠包

まず最初に届いた「百香果青木瓜」は青パパイヤのパッションフルーツ和え。

想像していたよりも量がたっぷり。
しゃきしゃき食感の青パパイヤはクセがなくて、パッションフルーツのトロピカルな風味が日本にはない味わいの一皿。結構甘め。

隣のテーブルが日本人カップル(もしくは夫婦)だったのだけれど、「あれなんだろう?」とかこそこそ言っているの全部聞こえてますからねとか思いながら、ぱくぱくと食べていたのだけれど、きっと台湾人だと思われていたのだろう(よくある)。

そうこうしているうちに小籠包が到着。

店名にもなっている看板料理の濟南鮮湯包だ。

8個入りで210元。
箸で持ちあげると中のスープが透けて見えるくらいに皮が薄いのがここの特徴。

湯包というだけあり、皮を破るとすぐにたっぷりのスープが溢れ出てくる。

ひと口目の印象は「マイルド」。
そこまで味は濃くなく、どことなく優しい。醤油をつけてちょうどいいパランスになるように感じた。

小籠包はとにかく熱々のうちに食べるべし。
8個など秒で食べ終わってしまう感じだったけれど、このあとデザートも食べなければならない(?)ので、名残惜しいけれど、ほどほどの余力を残してお会計。

レジにいた若い女性スタッフに「お店がとても可愛くなったね、いつ改装したの?」と聞いてみると、「去年の5月頃だよ。以前のお店はちょっと暗かったから」と嬉しそうに答えてくれた。

スタッフが幸せそうなのはいいことだ。

済南鮮湯包 基本情報

済南鮮湯包 総店

住所:台北市大安區濟南路3段20號
電話:+886287737596
営業時間:11:20~14:30、17:00~20:30
📍https://maps.app.goo.gl/a9JE3CJyRgvhmYgC8