鉄観音茶の産地としても有名な台北市内にある猫空(マオコン)。
MRT動物園駅に隣接したロープウェイ乗り場からゴンドラに揺られ約30分。
ふらっと気軽に訪れることのできる景観地です。
ランチに阿義師的大茶壺茶餐廳で茶葉料理を堪能した後は、茶芸館に移動してゆったり鉄観音茶を味わいます。
猫空の茶芸館といえば24時間営業の邀月茶坊(📍)などが有名ですが、今回は阿義師的大茶壺茶餐廳からも近い山水客景観茶館へ行ってみることに。
こちらはほんわかとしたのどかな雰囲気で、優しいお母さんが色々とお世話してくれるようなアットホームな茶芸館。
屋外にもテーブルがあるので、目の前に広がる景色を堪能しながら工夫茶スタイルでお茶を楽しめるようなところでした。
山水客景観茶館へのアクセス
ロープウェイ「猫空駅」からは徒歩約15分。
バス停「天恩宮」または「茶推廣中心」からは徒歩2分ほどなので、駅から来る場合は「棕15」や「猫空左線(動物園)」などのバスを利用するのも便利です(帰りはそのバス停からMRT動物園駅まで行くことも可能です)。
店内とメニュー
入口と館内
まず入口はこちら。赤い看板が目印です。
山の中にある感じが伝わるでしょうか。
門をくぐると左手に売店のような小屋があるので、こちらで受付をします。
ちょっとしたお茶請け菓子なんかも購入することができます。
壁に貼られているのはお茶の種類です。豊富にあります。
システムは茶葉代のほかにお水代としてひとり80元を支払います。
茶葉の持ち込みも可で、その場合お水代はひとり120元となります。
屋外席
屋根付きの個室的な空間もありました。
ひとりで訪れ、ゆったり本を読んでいる方などもいましたよ。
メニュー
なんとしっかりとした日本語メニューが用意されていました。
お茶の説明などもとてもわかりやすく書いてあります。
お店の方は日本語不可ですが、このメニューなら指差しなどで問題なく注文できそうですね。猫空は観光地なこともあり、この辺りのお店の方は日本人に慣れていると思います。
基本の料金はお茶代+人数分のサービス料(お水代)。
茶葉はこちらでは40~50gの量をいただけます。
大体1回あたりの茶葉の使用量は4g前後なので、単純計算で10回くらいは楽しめる量です。
どの茶芸館も共通ですが、余った茶葉は持ち帰ることができます。
食事の後だったので今回はお茶のみのオーダーでしたが、食事メニューもあります。
茶油や茶葉を使った料理もあります。
工夫茶で鉄観音茶を楽しむ
注文したのは特級鉄観音(50g)400元。
色々種類がありましたが、猫空ではやはり鉄観音が飲みたくなりますね。
このセットをテーブルに持ってきてくれます。
淹れ方がわからなければ1煎目は淹れてもらうなどして手本を見せてもらいましょう。
でも簡単です。
・お茶を淹れる前に道具をすべて温める。
・茶壺に茶葉を入れる(大体底が隠れる程度)
・お湯を注いで1分程度待つ
・茶葉が開いていたら茶海(ピッチャー)に注ぐ
・茶杯に注いで飲む
という流れ。
台湾茶は1回の茶葉でお湯をつぎ足しながら6~7煎まで、味の変化を楽しみながら飲むことができるのが特徴です。茶葉もお湯を入れると広がるので、沢山入れなくても大丈夫。
なので、使う量も少量ですし、ゆっくりのんびり味わっても購入した茶葉は使い切ることなく持ち帰ることになるのですが、お土産にもなるのでそれがちょっと嬉しかったりもします。
鉄観音茶は焙煎が強めなので、一口目はほうじ茶のような、どこか馴染みのある香ばしさを感じます。
その後にはフルーティーさなども顔を出してくるので、台湾茶の奥深さを感じます。
飲みやすく、ほっとする味。
天気のいい日だったので、のんびりおしゃべりしながら景色とお茶に癒され、すっかりリフレッシュできました。
最後に
ロープウェイ猫空駅からはやや距離がありますが、その分穴場感もあり。
アットホームな雰囲気で、ロケーションも言うことなし。
お店の方も親切で、また猫空に来たら訪れたくなるような、景色とお茶にほっこりできるのどかな茶芸館です。週末は深夜まで営業しているので夜景が楽しめます。
山水客景観茶館 基本情報
住所:台北市文山區指南路三段40巷8-5號
電話:+886222341239
営業時間:水木日11:00~22:00、金土11:00~2:00
定休日:月火
📍:https://maps.app.goo.gl/CWCQLzNHhYUmstVr7