台北市内でありながらお茶の産地でもある猫空(マオコン)。
MRT動物園駅に隣接する乗り場から可愛らしいゴンドラにに乗車し約30分。片道料金120元ほどで山の上からの景色が堪能できる猫空へとアクセスできます。
猫空で栽培されているのは鉄観音茶。
ロケーションを楽しみながらお茶を楽しめる茶芸館やカフェが点在しているほか、お茶の産地らしく茶葉を使用した茶葉料理が味わえるのもここならでは。
猫空駅から徒歩約8分の場所にある「阿義師的大茶壺茶餐廳」はそんな茶葉料理が味わえるレストラン。開放的な店内はロケーションが抜群で、休日などは家族ずれや団体客で賑わう人気店です。
昼時、予約なしで訪れてみるとすでに店内は満席。
この日は休日にも関わらず、ロープウェイが臨時運休だったためタクシーで訪れました。
だからこそ人も少ないのではと予想していましたが甘かったよう。
そんなことは関係ないほどの賑わいです。
店内はほぼ台湾人だったので、どうやらみなで車などで来ている様子。
30分ほどの待ち時間で入店できましたが予約がやはり確実です。
茶葉料理のメニューは豊富にありますが、コース仕立てのセットメニューなども用意されており、こちらは2人分からオーダー可能。価格も2人で1000元と良心的です。
少人数だとこういうレストランの場合は大皿料理のため、大抵2~3品くらいしか頼めないものですが、コースなら複数の料理を一度に堪能できるのがいいところ。
今回は、まさに2名で訪れたので、2人用のセットメニュー「雙人套餐」を堪能することにしました。
阿義師的大茶壺茶餐廳へのアクセス
ロープウェイの終点「猫空駅」からは徒歩約8分。
猫空ロープウェイの料金は始発の動物園駅からだと片道120元。
ただ、冒頭にも書いたようにロープウェイはメンテナンスで運休になることなどもあり、通常は第1月曜日以外の月曜日は運休。
タクシー利用の際は、タクシー運転手によると動物園駅前から乗車し、猫空までは一律300元とのこと。実際、ロープウェイよりも早くお店の前まで行くことができるので、人数が3~4人であればタクシーの方が安くて早い。なので、ロープウェイにこだわらないのならタクシーもあり。もちろんバスも走行しているので格安で行くのなら片道15元のバスの利用がおすすめ。最寄りのバス停は「天恩宮」(📍)
店内とメニュー
店内
お店は2階建てですが、1階しか使われていなかったような。
席数は少なくありませんが、見た感じほとんどが家族の集まりや登山グループなどの団体利用で店内の密度は高め。
窓がないので開放感がすごい!
(ただし見た感じクーラーなしの扇風機のみのようなので夏は暑いかも)
それにしても窓際は絶景でお天気のいい日はかなり気持ちがいいですよ。
台北101なども望めます。
メニュー
メニューはHPからも確認ができます。
セットメニューは2人(1000元)から11~12人対応(7000元)のプランまであり。
単品メニューの単価は200~500元くらい。かなり種類が豊富で400元前後のものが多い印象。店員さんは中国語のみでしたが(みなさんとても感じがよかったです)、メニューには日本語も併記されているのでイメージがしやすいのもいいですね。
料理
雙人套餐(2人用セット)の料理はこちら。
(あと1品、エビの料理がつきます)
鐵觀音錦菇雞湯
鉄観音とキノコとチキンのスープ
武夷岩茶醺雞腿
武夷岩茶で燻製した鶏もも肉
玫瑰玉鑽蝦
ローズティーと海老の唐揚げ
四季春茶燜豆腐
四季春茶の卵豆腐
和風過貓
過貓菜(クワレシダ)の和風和え
茶葉炒飯
どれも割とシンプルな料理ですが、台湾らしさも感じられる料理は素材も悪くなく美味しいです。スープのボリュームがすごい!2人では飲み切れないくらいでした。
最後に
雰囲気はザ・ローカルレストランといった感じですが、「茶葉料理の達人」と呼ばれるシェフが作る創作茶葉料理は、料理ごとに使用する茶葉の種類を変えていたり、ローズティーを使用した料理など華やかさを感じられるものがあったりなど、実はさほど期待していなかったのですが、ひと味違う台湾料理として「ここまで来てよかった」と思える満足度。これで1人500元とはお得さを感じます。
単品メニューにはまだまだ違った茶葉料理もあり、そちらもかなり気になるところ。
ぜひとも次回は窓際の席でロケーションも合わせて堪能したいところです。
阿義師的大茶壺茶餐廳 基本情報
住所:台北市文山區指南路三段38巷37之1號1樓
電話:+886229395615
営業時間:11:00~21:00(月曜休み)
HP:https://bigteapot.idv.tw/
📍:https://maps.app.goo.gl/hGd9RHGQtrSdeeDFA