【台湾カフェ巡り】#6 お洒落な廃墟カフェ「Ruins Coffee Roasters」～台北木柵～

かつて台北で1番といっていいほど好きだったカフェ「Café Junkies」。
気取っていないカジュアルなお洒落さで、美味しいコーヒーが飲みたければ行くような場所でした。

とても人気のカフェでしたが、様々な事情があったのでしょう。2017年に惜しまれつつ閉店してしまったのですが、もともとここはそのCafé Junkiesの焙煎所で週末のみカフェ営業をしている店でした。現在は定休日の月曜日以外は毎日営業しています。

廃墟をリノベーションした隠れ家的な店でもあり、そしてさすがのお洒落さという評判は聞いていて、ずっと行きたいと思っていたのですが、場所が木柵エリアと中心部から離れている上に、駅からも少し歩くような場所にあるため、なかなか訪れることができませんでした。あとは台湾の人たちもこういうカフェは大好物なので、きっと行っても混んでいるだろうなぁと思ってみたり。

ですが、猫空からの帰り道、なんとバスに乗車すればこのカフェのすぐ近くまでいけるということが判明。満を持して行ってみることに。

まだぎりぎり明るい時間に到着したのですが、自然光がたっぷり入る気持ちのいい空間がそこにはありました。
入口の奥の扉から外へ出るとすぐそこには川が流れていて、そうか、ここはこういう場所だったのかとなんだかとても嬉しくなりました。

友人とおしゃべりしていたら気が付けば夜に。暗くなると今度は店内がほどよくライトアップされて、こちらもまた雰囲気があります。

Ruins Coffee Roastersの中国語名は「小廢墟咖啡」。
自分たちでリノベーションしたという店内はまったく廃墟感がなくて、好きだった「Café Junkies」と同じ匂いがしてきます。

珈琲の美味しさはもちろんのこと、驚いたのがケーキの美味しさ。
カウンターにはまだ素朴な焼きっぱなしのケーキが陳列してあるのですが、それにひと手間加えた状態でテーブルに運んでくれます。

一口食べて「美味しいね！」と友人と思わず顔を見合わせてしまいました。
空間もコーヒーもケーキもすべてがセンスの良さを感じる心地のいい場所。
これからもずっとここにありますように。

近くのバス停からは台北の中心部までそのまま行けるということも分かったので、次からはもっと気軽に訪れることができそうです。