【台湾グルメ紀行】#9 台湾パンの有名店「吳寶春麥方店 台北信義旗艦店」で肉鬆パンと葱パンを食べる
台湾で最も有名なパン屋さんといえば、かつてパンのワールドカップでチャンピオンに輝いた「荔枝玫瑰麵包(ライチとバラのパン)」や「酒釀桂圓麵包(酒釀と龍眼のパン)」を作り出した吳寶春(ウー・バオチュン)氏のブーランジェリー「吳寶春麥方店」。
本店は高雄ですが、台北にも2018年にオープンしたフラッグシップ店「吳寶春麥方店 台北信義旗艦店」があります。
MRT象山駅2番出口を出てすぐ。高級そうなマンションの1階に店舗があります。
すぐそばには台北101もあるようなラグジュアリーなエリアです。
広々とした店内にはいまだ人気が衰えない受賞パンをはじめ、見るからに美味しそうなパンがずらり。
ハード系のパンで賞に輝いたお店ということもあり、それ系のパンが主流かと思いきや、台湾の国民的調理パンともいえる、肉でんぷがたっぷりのった「肉鬆(ローソン)パン」や「ねぎパン」まで作っていることにびっくり。きっと求められるのでしょう。売れていました。
訪れたときには客家の食材を使用したパンを展開していて、こういうのもいいですね。
日常使いするようなパンが揃う親しみやすいラインナップです。
本当は併設されたカフェにチャンピオンパンの盛り合わせがあると耳にし、それを食べたいとやってきたのですが、コロナ禍後はドリンクメニューの提供のみに。
パンのイートインはオッケーとのことで、再びベーカリーコーナーで購入し、カフェラテとともにいただきました。
選んだのは先ほど店内でびっくりしたご当地パンの「肉鬆パン」と「ねぎパン」。
世界一のパン屋さんが作るこれらの味をぜひ確かめてみたくなりました。
肉鬆パンは50元で、海苔入りの肉鬆がたっぷり。
プライスカードには原材料も記載されていたのですが、「手工肉鬆(手作りローソン)」と書いてありました。
ねぎパンは「夢幻葱麺包」というなんともドリーミーなネーミングで38元。
こちらはプライスカードによると日本の粉、ブランド葱の三星葱、バージンオリーブオイルに天然バター、岩塩などなど、いい素材を使っているのがわかります。
そんなこともあり、期待して食べましたが、裏切ることのない美味しさ。
ほんのり甘い生地としょっぱ系のトッピングのバランスは間違いありません。
パン生地もしっとりふわふわです。
2つも多いかなと思ったのですが、ぺろりと完食。
そうそう、肉鬆は肉製品なので日本への持ち込みはNG。これもまた、台湾でしか味わえないグルメです。
カフェスペースはゆったり広々。一息つきたいときにもぴったりです。
台湾らしい「台湾パン」を食べてみたいときに訪れてみてはいかがでしょうか。
ファンも多いパイナップルケーキ(鳳梨酥)などの焼き菓子なども販売しているのでお土産も合わせて手に入ります。
吳寶春麥方店のアクセスと基本情報
MRT淡水信義線・象山駅2番出口から徒歩約1分。
台北101までは徒歩約6~7分ほどです。
住所:台北市信義區信義路五段124號126號
電話:+886227235520
営業時間:10:30~20:00
HP:http://www.wupaochun.com