【編集長のリピートしたい台湾土産#4】迪化街で購入した金木犀(桂花)
このコラムではotonataiwan編集長のコバシイケ子が何度もリピート購入しているものや、一度試して感動し次の買い物リストに加えているものなど、台湾で出会ったお気に入りのアイテムをご紹介します。
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こんにちは。コバシイケ子です。
わたしのリピートしたい台湾土産、第4回目の今回は、迪化街で購入した金木犀です。
金木犀は台湾では「桂花(グイホア)」と呼ばれ、薬膳食材です。
台湾では身近な食材や香りで、桂花の香りがする台湾茶や金木犀のシロップでいただく、熱々のお団子をトッピングしたかき氷も人気の夜市グルメ。観光で訪れ味わったことのある方も多いかも知れませんね。
私の故郷北海道には金木犀の木は存在しません。
なので、本州の方に比べると身近な香りではないのですが、逆に憧れのようなものがあり、はじめてその香りを自分で感じた時にはとても感動しました。
さらには台湾へ行くと、薬膳食材としての金木犀もまた身近で、ふんわり香るあの優しいけれど華やかな香りは口にしても美味しさを感じられ、気持ちまでもがほぐれていくのを実感。お気に入りのひとつとなりました。
ちなみに金木犀(桂花)の薬膳としての効能は
- 消化促進
- デトックス
- リラックス(不眠やストレスの緩和)
- 血行促進(体を温め冷え性を改善)
- 咳止めとのどのケア
などがあるそうです。
はじめはあのかき氷にかかっているような金木犀のシロップを自作してみたいと思い、金木犀そのものに注目し市場などを巡ってみたのですが、上手く探し出せず。ですが今年訪れた迪化街で普通に陳列されていたものをあっさり見つけることができました。
通りがかりで購入したので、お店の名前までは確認しなかったのですが、民生西路の横断歩道を北側に渡ってすぐの、漢方薬店が連なる通りだったのは確か。
その後、ほかのお店でも見かけたので、迪化街を歩いていればどこかしらで手に入ると思います。
袋にたっぷり入って150元。台湾産があれば購入したかったのですが産地は中国。迪化街に並んでいる薬膳食材は中国からの輸入品も多いのです。パッケージにはそのあたりもしっかり記載されているので、こだわりたい方は購入時にしっかりチェックしましょう。
自宅へ戻り、保存しやすいようジャムの空き瓶に入れてみると、2.5本分くらいの量となり思った以上にたっぷり。
結局シロップはまだ自作しておらず、使う時にはトッピングとしてぱらぱらかける程度なので、なかなか量は減りませんが、かなりお得な買い物だったように感じます。
朝、グラノーラにフルーツとヨーグルトをかけて金木犀をぱらり。
豆花を作って、糖水をつくるのが面倒な時にはオリゴ糖や蜂蜜をかけて食べるのですが、その上にもぱらり。そんな風に食べることが多いです。
以前、Daylilyさんで購入した「食べるお茶 EAT BEAU-TEA ~City of Stars~」にも金木犀がたっぷり入っていて、それがとても美味しかったので、真似して作ってみたり、お茶にブレンドすることもあります。
いずれにしても瓶のふたを開けるたびに、金木犀のいい香りが漂い、その度に買ってきてよかったなと思える嬉しい食材です。
最近は寒くなってきたので自宅で甘酒を作る機会が増えているのですが、そこにも金木犀をぱらりとするのが気に入っています。
お手軽にぱらりとふりかけ食べたり飲んだりするのも気軽でいいのですが、そろそろ本当の目的だった金木犀シロップも仕込まなきゃですね。完成が楽しみです。