2024年8月、スターラックス航空の新千歳ー台北線を利用しました。
機体はA330neo。
ビジネスクラス座席数28席、エコノミークラス座席数269席。
16:15に新千歳空港を出発し、台湾桃園国際空港へは19:30に到着します。
急遽台北行きが決まり、フライトの約3週間前に公式HPより予約。
価格は往復で65,560円でしたが、以前スターラックスのマイレージプログラムCOSMILE会員になった際、特典でもらった2000マイルがあり、それを割引として使用できたので、最終的な支払金額は63,943円でした。
この価格でビジネス?と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、そう、予約はエコノミーで行っていたのですが、ビジネスに無料アップグレードとなったのです。
エコノミーがビジネスにアップグレード
当日の経緯はこのような感じ。
まず、スターラックスは予約の際に座席指定を行う際は有料ですが、オンラインチェックインが開始となる出発48時間前からは無料で座席指定ができます。
なので、出発の前日にオンラインチェックインを行い、座席指定も合わせて行おうと思っていたのですが、なぜかチェックイン自体が上手くいかなかったため、やむを得ず当日空港カウンターにてフライト時間の約2時間前にチェックインを行いました。
ですが、混みあっているとのことで窓際などはすでに開いておらず、指定されたのは後方の中央。
フルキャリアなのでそこまで窮屈ではないはずですが、通路でもなく4時間真ん中かーと少しばかり憂鬱な気分ではありました。
そんなこんなで搭乗時間になり、いざ乗り込もうと搭乗口の改札を通った際に急に呼び止められ、ビジネスにアップグレードを告げられました。
アップグレードはこれまでも経験はありましたが、このタイミングは初だったのでとても驚きました。
A330neoビジネスクラス
そんな棚ぼたビジネスではありますが、搭乗記です。
座席は2G。
この機体の配列は1-2-1
2列目からスタートするので最前列の中央です。
スターラックスの機内はアースカラーを基調とした落ち着いた雰囲気なのですが、ビジネスはそれにダークトーンがあしらわれているので高級感がプラスされたスタイリッシュさがあります。
パーテーションがあるのでプライベート空間が確保できるほか、シートはフルフラット仕様。
乗り心地は抜群です。
サイドテーブルの上がボックスになっていて、ミラー付きなのがいいですね。
ミネラルウォーターとヘッドフォンが収納されています。
離着陸時は足元などにも荷物は1つたりとも置かないよう指示があったので、基本的にはすべて上の棚へ。細々したものはすべてこちらに収納するよう指示がありました。(そうなると収納はこれだけなので、少し小さめには感じました)
モニターは17.3インチの大画面。
今回はスヌーピーコラボということもあり、スヌーピーが出迎えてくれました。
スターラックスの搭乗時のモニターには行き先をイメージした画像が映し出されているのですが、北門と台北101に漁師網バッグ。台北らしさいっぱいでとても可愛い。
ブランケットもふかふかで気持ちのいい質感です。
ウェルカムドリンクはグリーンスムージー的なコールドプレスジュース。
機内安全ビデオはピクサーっぽいアニメーションでクオリティーがとても高い。
思わず見入ってしまいます。
スラ―ラックス航空ビジネスクラス機内食
無料アップグレードの場合、聞くところによると座席はビジネスだけれど、機内食はエコノミーのままというのがスタンダードのようですが、ありがたいことに今回はビジネスのお食事を提供していただきました。
メニューは和食と洋食があり、洋食の場合はチキンかビーフをセレクトします。
ドリンクも非常にメニューが豊富。
タピオカミルクティーがおすすめと伺いましたが、どちらかというと甘いものよりもお酒をいただきたく、スパークリングワインをお願いできないか聞いてみると、泡系はシャンパンになるとのことで、ローラン・ペリエ ラ キュベを快く注いでくださいました。
ドリンクメニューとワインリストはこちら。
非常にこだわりのあるラインナップで気になるものばかり。
台南の有名バーとコラボしたオリジナルカクテルなども用意されています。
食事はビーフでお願いすることにしました。
前菜は
- 燻製鴨胸肉のフルーツサラダ、バルサミコ酢ドレッシング
メインは
- テンダーロインステーキ、野菜のロースト、グラタン・ドフィノワ(じゃがいものグラタン)
デザートは
- アイスクリームとチーズ&フルーツ
添えられたジャムのようなものはマンゴーチャツネです。
途中からポートワインをいただきました。
アイスクリームは北海道の「長沼あいす」の抹茶アイスクリームでした。
まさかこんなお食事やお酒がいただけるとは。ですよね。
パンもとても美味しかったです。
メインも美味しくもちろん完食でしたが、ステーキがナイフでなかなか切れないので食べるのに少しばかり苦戦しました。
のびのびと自分のペースで食事が出来るので、気にしなくてもいいかもですが、食べやすさを優先させるとチキンや和食の方がよかったかも知れません。
最後に
本来であれば後方中央で、帰国する台湾人観光客のみなさんに挟まれたフライト。
居心地もおそらく良いことはないだろうと予想し、機内ではずっと眠るつもりで搭乗口に向かったのですが、まさかの展開に軽い興奮状態に。
ビジネスにふさわしい客でなければと冷静を装いながらも、内心かなりワクワクしながら台湾桃園国際空港に到着しました。
高級感のあるプライベート空間と快適すぎる乗り心地は言うまでもなく、新千歳から台北までのフライト時間は約4時間ですが、まさにあっという間……。
さすがスターラックスというようなラグジュアリーな体験は、またこんな旅をしたいと思う活力に繋がりました。そして今度は台北からの帰国便で、スターラックスのラウンジやスペシャルメニューなどもある、台北発の機内食も味わってみたいところです。
(text&photo コバシイケ子)