台湾のグルメ

【台湾カフェ巡り】 #2 目眩く台湾茶の世界「ASW Tea House/ 沃森 WOSOM」~台北迪化街~

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迪化街で分かりやすい場所と言えば布市場がある「永楽市場」とそのすぐそばにある、縁結びの神様、月下老人がいる「台北霞海城隍廟」。観光スポットでもあるので多くの人々が訪れます。

永楽市場外観

永楽市場は1階が食品を扱う伝統市場。2階が布市場、3階が仕立て屋さんが数多く並ぶフロアとなっています。布市場ではお土産にもぴったりな台湾花布(客家花布)や花布雑貨なども買えるので、迪化街の散策と合わせてこちらを訪れたことがある人も多いのではないでしょうか。

今回訪れた『沃森 WOSOM / ASW』はその永楽市場の向かい側にある「屈臣氏大藥房(A S WATSON&Co.)」という看板が目印の古い建物の2階にあります。

迪化街ワトソンズビル

この建物は、1917年に建てられたバロック建築を利用したリノベビル。迪化街らしい雰囲気が素敵ですよね。「屈臣氏(ワトソンズ)」とは現在も台湾にお店をいくつも展開する香港のドラッグストア。現在、このビルとワトソンズの関連はありませんが、当時はワトソンズの総代理店で台湾初の西洋薬局でした。

カフェへの入口は建物横の路地側に。コロナ以前、こちらは「ASW Tea House」として、台湾紅茶を中心とした日中のみの営業でしたが、現在は昼は「ASW Tea House」、夜は「沃森茶酒館(沃森 WOSOM)」として夜遅くまで営業しています。

「沃森(wò sēn)」は人名でワトソンを漢字表記するとき、この文字を使用するようです。

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アクセスと基本情報

MRT松山新店線北門駅3番出口より徒歩約8分。
北門駅3番出口目の前にある高架下の横断歩道を渡り、直進すると到着します。

北門駅前とカフェ向かいの永楽市場前にはシェアサイクルYouBikeステーションもあるので、晴れている日は自転車でここまで来るのも快適でおすすめです。

沃森 WOSOM / ASW

住所:台北市大同區迪化街一段34號2樓
電話:+886225559913
営業時間:月火11:00〜19:00、水~日11時00分~19時00分&19時30分~0時30分
※営業時間は変更になる場合があるので最新情報はFBをご確認ください
FB:https://www.facebook.com/aswbywosom
IG:@aswbywosom

グリーンの壁が印象的なシックな店内

沃森 WOSOM / ASW入口

店内の入口からはアンティークの家具と印象的な深い緑色の壁、そして木製の大きな格子状の窓枠が見え、ここからすでに雰囲気の良さが伝わってきます。窓からは迪化街らしいレンガの建物が見え、言うことなしのロケーションです。

沃森 WOSOM / ASW店内1

扉を開けると重厚感のある、お酒とグラスが並ぶバーカウンター。

「沃森茶酒館」のシックな看板が昔からあるように、すでにお店に馴染んでいます。

お店の雰囲気にぴったりなグリーンのランプとぬくもりを感じるアンティークの家具、そして奥にある洋書が並べられた大きな本棚など、英国を感じるインテリアが特徴です。

迪化街のバロック建築とイギリス風インテリア。この2つを美しく融合させたバランス感はお見事としか言いようがなく、このような空間を生み出すリノベーションのセンスの良さに感動を覚えます。

座席は写真手前にあるような4人掛けのテーブルが4席、窓際の2人掛けテーブルが3席、そのほかカウンター席が3席ほど。

GoogleMAPの写真で見ることが出来る、印象的な本棚前の長テーブルは現在はなくなっていました。コロナ禍のいま、こちらの配置の方が確かに安心できますね。

台湾茶を使用した”かなり”豊富なドリンクメニュー

メニューは台湾茶を使用したストレートティーからはじまり、アレンジ、カクテルなど、どれにしようか絶対に迷ってしまうほど”かなり”豊富なメニュー数。
すべて日本語も記載されているので迷うけれどわかりやすく、お店の親切さが伝わります。

カテゴリーは

  • 本日のおすすめ コールドブリューティー
  • 冷たいフルーツティー
  • 台湾大学農場ノンアルコールビール
  • 台湾紅茶
  • 台湾烏龍茶
  • 台湾茶にリキュールやお酒を少量加えたドリンク
  • 台湾産素材を使用したハーブティー
  • ミルクティー
  • 台湾茶を使用した焼酎
  • 台湾茶を使用したカクテル

それぞれに4~8種ほど種類があります。

そのほかフードメニューは

  • スコーンセット
  • 紅烏龍茶ティラミス
  • 烏龍茶バスクチーズケーキ
  • サンドイッチ

などがあり、スコーンセットは烏龍茶を使用したものも含まれます。
サンドイッチは4種類ほどあるのですが、中には「台湾産生カラスミとリンゴとチーズのサンドイッチ」など台湾らしさを感じられるものも。

お店のFacebookページにもメニューは掲載されていますが、若干変更になっているものなどもあるので、最新ではないようですが、ドリンクメニューなどはほぼ同じなので、お店で迷いすぎないよう、事前にチェックしておくといいかもしれません。

すっきりしたコールドブリューティーと紅烏龍ティラミス

沃森 WOSOM / ASWコールドブリューティー

この日は雨続きの一日。すっきりと飲める、メニューの先頭にあった、「本日のおすすめコールドブリューティー(每日精選冷萃)」260元とデザートには「紅烏龍ティラミス(紅烏龍提拉米蘇)」200円をオーダー。

コールドブリューティ―はグラスで来るのかと思いきや、まさかのピッチャーが届き、サイズの大きさにびっくり。ごくごく飲んでも余ってしまうくらいの量でした。

沃森 WOSOM / ASWデザート・紅烏龍茶ティラミス

ティラミスも同じくなかなかのボリューム。お値段は高めですが、盛りはサービス満点。
見た目は普通のティラミスですが、ほんのりとお茶の香りがする上品な味わいが楽しめます。

お茶を使ったスコーンやサンドイッチも来店者がSNSに投稿した写真などをみるとどれも美味しそう。次はお腹を空かせて、サンドイッチなどほかのメニューも味わってみたいです。

素敵な予感しかしないバータイムは次回のお楽しみに

今回はカフェ時間の利用でしたが、テーブルの感覚もゆったりしていて、夜はまた違った雰囲気で大人の時間を過ごせそう。

迪化街は夜には多くのお店が閉まってしまうため、19時が過ぎると賑やかだった日中とは一転し、なんだか寂しい雰囲気が漂います。お洒落な隠れ家バーはいくつかありますが、わかりやすい立地と入りやすい雰囲気のこういうお店があるのは嬉しい出会い。しっとりと大人の雰囲気で飲みたいときにも、カジュアルで入りやすいので利用しやすいお店です。

本格的な台湾茶を使用したカクテルやオリジナルカクテルなども台湾だからこそ味わえるアレンジ。旅の素敵な思い出になりそうです。

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