FOOD

【台湾グルメ紀行】#3 公館夜市のビブグルマングルメ「雄記葱抓餅」~台北中正區~

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

台北公館エリアは台湾大学がある学生街。
MRT公館駅すぐそばの水源市場の周辺には夕方ごろから屋台が並び、夜は「公館夜市」となる。

ほかの夜市に比べるとかなりコンパクトな夜市で、学生たちのお腹を安く満たせるようなバインミーや滷味の屋台が人気だが、葱入りの生地を鉄板で空気を含ませながら層を作り、パイのように仕上げる葱抓餅(ツォンジュアビン)の屋台「雄記葱抓餅(ションジーツォンジュアビン)」は2019年と2020年のミシュランビブグルマンに選出され、連日行列のできる超人気屋台だ。

ちなみに台湾華語でミシュランビブグルマンは「米其林必比登」と表記される。
まだ日が暮れる前、開店直後の「雄記葱抓餅」を訪れてみた。

雄記葱抓餅へのアクセスと基本情報

公館夜市は水源市場の両サイドに屋台が並ぶ。雄記葱抓餅は水源市場の前にある幹線道路「羅斯福路」を背に、建物を正面に見た時、左側の路地「福路四段108巷」にある。手前の右手だが、行列が出来ているのですぐにわかるはずだ。

雄記葱抓餅
住所:台北市中正區羅斯福路四段108巷2號
電話:+886932948003
営業時間:16時00分~23時30分(水曜休み)
FB:https://www.facebook.com/263237754623214/
MAP:https://goo.gl/maps/yPAxgjTbUJspt59N9

メニューとオーダー方法

右上に掲示してあるメニューには日本語もあり。

※お店のFBによると2023年2月23日よりそれぞれに5元ずつ値上げになったとのこと。
以下の記事と写真は取材時(2022年11月)の情報ですが、これから行かれる方は+5元で計算をお願いします。また、メニューの写真には卵とチーズのプラスは2つ目から1つにつき5元プラスとありますが、こちらも2つめはなくなり、3つめから5元になるとのこと。

プレーンをベースに、卵・チーズ・コーン・ハム・ベーコンの中から好きな具材をトッピングしていく。「加(ジャー)」というのがプラスの意味だ。

シンプルにプレーンオンリーで注文してもいいし、思いっきり全部入れてももちろんオッケー。

左側には具材の組み合わせによる値段の札がかけられている。

  • 招牌=原味蔥抓餅+蛋+起士=45元
    (看板メニュー=プレーン+卵+チーズ=45元)
  • 招牌+玉米=原味蔥抓餅+蛋+起士+玉米=50元
    (看板メニュー+コーン=プレーン+卵+チーズ+コーン=50元)
  • 全餐=原味蔥抓餅+蛋+起士+火腿+培根=65元
    (全部入り=プレーン+卵+チーズ+ハム+ベーコン=65元)
  • 全餐+玉米=原味蔥抓餅+蛋+起士+火腿+培根+玉米=70元
    (全部セット+コーン=プレーン+卵+チーズ+ハム+ベーコン+コーン=70元)

なので注文する時は好きな具材を組み合わせて伝えてもいいし

  • 我要一個招牌(wǒ yào yī gè zhāo pái)
    (看板メニューをひとつください)
  • 我要一個招牌加玉米(wǒ yào yī gè zhāo pái jiā yù mǐ)
    (看板メニューにコーンを加えたのを1つください)
  • 我要一個全餐(wǒ yào yī gè quán cān)
    (全部入りを1つください)
  • 我要一個全餐加玉米(wǒ yào yī gè quán cān jiā yù mǐ)
    (全部入りにコーンを加えたのをを1つください)

と伝えるのもあり。
中国語が出来ない場合は並んでいる途中でオーダーを聞かれるので、札を指差しまたは紙に書いて渡すといいだろう。

そのほか調理の途中に

醬油膏(jiàng yóu gāo)
ソース

芥末蜂蜜(jiè mò fēng mì)
マスタード

九層塔(jiǔ céng tǎ)
台湾バジル

これらの有無を「要不要?(yàobúyào・要るか要らないか)」と聞かれるので

  • いる場合は「要(yào)」
  • いらない場合は「不要(búyào)」

と答えればオッケー。

といっても、お店の方もこれだけの有名店、外国人客も多いので対応は慣れているはず。
中国語がわからないとなれば、ソース?マスタード?などわかりやすく聞いてくれる。
とても優しいオーナーなので、気構えず並んでみよう。

目の前で焼かれる蔥抓餅

屋台グルメの醍醐味は目の前で調理するところが見られること。
特に蔥抓餅のヘラさばきは見もの。

雄記葱抓餅の蔥抓餅は生地も大きめでふっくらしていて見るからに美味しそうだ。

最後に

注文したのは卵、チーズ、ベーコンの蔥抓餅。
熱々の生地は層になった部分の食感がやはりたまらない。
この屋台の特徴であるハニーマスタードもこの組み合わせに合わないわけがなく、公館を訪れたら必食グルメなのは間違いない。

今回は開店直後の時間だったので、行列も少なく、すぐに購入することが出来た。
ひとつひとつカスタマイズに応えながら焼き上げるので、行列だったら結構待つはず。
可能であれば平日の開店直後に訪れたいところ。

また、Googlemapの情報では日月が定休日になっていたが、こちらの屋台の定休日は水曜日。最新情報はFBをチェックした方が間違いないだろう。